「当たり前」を「当たり前」に行います。「切り旬」もそのひとつ!

【「当たり前」を「当たり前」に行います。「切り旬」もそのひとつ!】
皆さん、こんにちは。+e.wood(プラスイーウッド)三浦製材代表の三浦です。
先日、建築業界では有名な出版者の方が、はるばる東京から取材に来られました。とある記事のなかで、実践事例として私たち三浦製材の活動をご紹介いただけるとのこと♪
その取材でお話をしていくなかで改めて気がついたのが、普段の仕事において「木材屋としての当たり前を、当たり前に行うこと」の大切さです。
たとえば三浦製材では、建築に使用する木材は「切り旬」の時期に伐採したものしか使用しません。「切り旬」とは文字通り「切るための旬」、伐採にふさわしい時期を指し示す言葉のことです。
植物が一斉に新芽を出し、花を咲かせ、実をつける春から夏にかけには、木々たちは地中からたくさんの水分や養分を吸い上げています。しかし、水分をたくさん含んだ木は木材としての条件は良いとは言えません。水分や養分が多ければ乾燥に時間がかかったり、カビを生じやすくなったりします。
逆に秋から冬にかけて木々は成長を休み、さらに凍結から身を守るために内部から水分を減らしていきます。水分が少なければ乾燥もしやすく、伐採後にも扱いやすい木材となるのです。ちょうど今の季節、9月ごろから2月ごろまでが伐採に相応しい時期「切り旬」で、木材屋にとっては「当たり前」のことです。
でも、出版者の方にとっては「切り旬」は初めて聞く話だったようです。
「そうなんですか、知りませんでした!」
私たちにとっての「当たり前」を、しっかりと実践していくこと。
そして、そのことを皆さんにも、もっともっとお伝えしていくことが大切なのだな、と思いました! SNSを通じた発信を、さらに頑張って参りますので、ご期待ください。