文化財の宝物が劣化するのはなぜ? /京都、亀岡市の注文住宅 三浦製材「+e.wood(プラスイーウッド)」

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2018-6-7

文化財の宝物が劣化するのはなぜ? /京都、亀岡市の注文住宅 三浦製材「+e.wood(プラスイーウッド)」

【文化財の宝物が劣化するのはなぜ?

皆さん、こんにちは。今回はちょっと、ドキッとする木のお話です。

校倉(あぜくら)造りで有名な奈良の正倉院はご存知ですよね。数々の宝物が収められ、築後千数百年を誇る国宝建築です。

その建物自体は檜(ヒノキ)が使用されていますが、内部にある宝物は杉でつくられた「唐櫃(からびつ)」という箱に収められているそうです。杉のもつ優れた調湿作用と、オゾンや二酸化窒素などの大気物質を吸着する作用によって、千年以上の長期間にわたり宝物を守ってきたのです。

ところで先日、奈良県にある橿考研博物館にて基準値の140倍となる有機酸ガスが確認され、文化財の劣化につながるという内容の記事が掲載されました。

そうです。何度もお話しているように、木の乾燥方法や合板の問題です。

前後の復興から高度成長期の時代には、木材は高温乾燥が主流となってきました。高温乾燥にはメリットもありますが、木の細胞を破壊するというデメリットもあります。新しく作られる唐櫃の細胞組織が破壊されているとしたら有機酸を放出し放題。期待通りの性能を発揮しない可能性がありますよね。合板であればなおさらです。

木材の乾燥法は、奥が深くて大切な問題なのです。

中に住む人や保管したい物の健康や保護に直接かかわる話です。

三浦製材では、35℃超低温乾燥材「e-BIO(イービオ)」のコラムを開設しています。こちらも、ご覧になってください!

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