KD材って何? 構造見学会の前に、ご説明いたします!/京都、亀岡市の注文住宅 三浦製材「+e.wood(プラスイーウッド)」

【KD材って何? 構造見学会の前に、ご説明いたします!】
こんにちは、+e.wood(プラスイーウッド)三浦製材です。
いよいよ5月20日、35℃超低温乾燥材「e-BIO(イービオ)」を採用した一戸建ての構造見学会を開催します! 一般的なKD材との違いをぜひご確認いただきたいと思っているのですが、「KD材って何?」というご質問をいただきました。
そうですよね、普通は「KD材」という言葉を聞いたことがないですよね、ごめんなさい!
KD材とは「kiln dried lumber」の略称で、人工的に乾燥させた木材のこと。高温乾燥材とも呼ばれることもあります。温度、湿度、風量などを調整できる乾燥釜を使い短期間&高温で乾燥させることで、含水率を下げて外部割れや、狂いを減らせるという特長をもちます。
近年の住宅建築にはKD材を使用することがほとんどですが、高温によって木の細胞組織が破壊されるため、内部割れを生じたり、耐久性が落ちたりというデメリットもあります。また、木の内部からは黒いタールのような「リグニン」と呼ばれる成分が流れ出し、乾燥釜を汚します(写真を参照ください)。
一方で、自然に乾燥させたものはAD材(Air dried lumber)、天然乾燥材とも呼ばれます。木材業界では天然乾燥を略して“てんかん”と呼ばれることもあります。
e-BIOは、KD材でもAD材でもありません。
35℃以下の温度を保ち、日光や雨や風にも当たらない環境のもと、木にストレスを与えずに、その特性を生かしたまま乾燥させた木材がe-BIOなのです。
e-BIOの特長をもっと知りたい、実際に見てみたい、KD材との違いを詳しく知りたい…と思われる方はぜひ20日の「構造見学会」にお越しください!